【第二回】国交省資料を読もう!【あり方検討会】
どんな記事ですか?
脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会
というものが2021/4~2021/8に行われていて
結論は,そんなに目新しさは感じなかったのですが
検討会の資料などはとても面白かったので,紹介しようと思います.
※解釈ミスなどが含まれる可能性があります.心配な方は一次情報を参照ください
過去記事はこちら
【第一回】国交省資料を読もう!【あり方検討会】 - ずぼらな家づくり
第二回の個人的ダイジェスト
Low-Eガラスは普及率が82%と高水準なのに対して
樹脂サッシはまだまだ22%程度!
でもアルミサッシはほぼ撲滅できている.トップランナー制度すごい!
断熱材の分かりやすい分類
サッシ以外の性能はあんまり伸びてないからやっぱり厚くしたり枚数増やすしかないのかな?
ちょっと話ずれますが,この資料の中で建産協が「ZEHの作り方」って資料を作ってること知ったのですが見やすいし面白いので少し紹介します.
出典のきちんとしている健康データとか
細かい条件付きの事例紹介とか(プラスが少ないところが現実的ですよね笑)
断熱材別の仕様例とかがあり面白い資料になってます(全地域分あります)
検討会に話戻りまして,やはり樹脂サッシが広まらないのは①の原因が大きそうですね.行政には頑張ってほしいところ…!
ここからは竹内先生の提言資料
等級4からG2までは70万円の増加というシミュレーション(条件は提言資料見てね)
間欠空調だとG2でも寒くなるよとか
電気代気にしないなら等級4でも健康な温度は保てるよとかのシミュレーションは面白かったですね.
等級4と比較した電気代シミュレーションもあります.
(太陽光いれるとどうなるんだろう,夏の差額は小さくなるけど冬の差額はあまり変わらないのかな)
最後に
国の資料はトンデモな条件でシミュレーションしていないですし,条件をきちんと明示しているので参考になりますね.
感情と理屈の両方で納得したい派なので嬉しいです.