【何年後に何%上がったら損するの?】固定金利変動金利比較ツールを共有します
- これはなんですか?
- どのような仕組みですか?
- 金利上昇時に元本が減らないリスクってなんですか?
- どう使えばよいですか?
- 使用例1(これなら固定金利かな~となる例)
- 使用例2(これなら変動金利かな~となる例)
- 注意点はありますか?
- バージョンアップの予定はありますか?
- 最後に
これはなんですか?
以下のシミュレーションサイトの内容を応用し
「何年後に何%上がったら損するの?」というケースが
いろんな条件で試せるようにツール化したものです.
(メールにて公開の許可を得たところ,ご快諾いただきました.誠にありがとうございます。
どのような仕組みですか?
変動金利のリスクである,「金利上昇時に元本が減らないリスク」を回避するためには繰り上げ返済を行う必要があります.
その際の繰り上げ額を「金利上昇後も今と支払額が変わらないように繰り上げ返済する」という条件で決定します.
その繰り上げ返済額と変動金利と固定金利の総支払額の差を見ることでどちらが得をするか,どれくらいの確率で発生しそうかということが分かります.
金利上昇時に元本が減らないリスクってなんですか?
5年ルール,125%ルールといったものによる変動金利のリスクになります.
詳細は各自調べてみてください
どう使えばよいですか?
- 以下のリンクからスプレッドシートを開いてください.
- ファイルから「コピーを作成」をクリックしてください
編集権は付与しません.コピーしてください - 赤枠部分にシミュレーション条件を入力してください.
- シミュレーション結果が出力されます.
シミュレーション結果の赤枠(何%に上がるか)も変更できるので,より細かい金利でシミュレーションすることも可能です.
使用例1(これなら固定金利かな~となる例)
フラット35S(2021/10月):年1.30%(10年間1.05%)
この表からわかることは
5年後に1.5%以上に上がったら変動金利のほうが損する.10,20年後に2.0%以上に上がったら変動金利のほうが損する.ということです.
ここからは個人の感想ですが総額の差も200万以下ですし,この条件だと,金利が変わらない安定性をとって固定金利になりそうです.
使用例2(これなら変動金利かな~となる例)
フラット35S(2021/10月):年1.30%(10年間1.05%)
この表からわかることは
5年後に2.0%以上に上がったら変動金利のほうが損する.20年で3.5%まで上がらなかったら変動金利のほうが得するということです.
ここからは個人の感想ですが総額の差も500万と大きく,5年後に2%まで上がることは考えづらい!と判断し変動金利を選ぶかもしれません.
(※繰り上げ返済額も高くなっているので上がった時繰り上げ返済できないかもしれませんが)
注意点はありますか?
・実際の場合はもっと考慮が必要です
ぱっと思いつく範囲で,つなぎ融資の金利,保証料,融資手数料などは変動と固定で異なる場合も多いと思うため,実際は考慮する必要があります.
バージョンアップの予定はありますか?
ありませんが,コメントいただけて,可能そうであれば対応します
また,軽くテストは行いましたがスプレッドシートにミスがあった場合はコメントいただけると助かります.
最後に
ご快諾いただいた千日先生誠にありがとうございます。
著書では,ローンの基礎から年代別,年収別,さらには税制も考慮した様々なケースについて解説があるためぜひ手に取って読んでみてください.(アフィリエイトないのでご安心ください)
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